無題
主題歌を聴いて、話題になりそうだなあくらいに思ってただけだったから、まさか公開初日に観に行くことになるとは思わなかった。
映像美と、音と、物語の難解さが、雄大な海そのものかのようで、全身呑みこまれていくような映画だった。
作中のセリフにもあるのだけれど、90%が謎に包まれている宇宙そのものかのようで。
つまりは理解なんて到底できなくて。
でも理解できないことがこの作品の本質のような気もして、頭で理解するというよりかは、五感で感じる作品だったのではないかと。
予告で分かる、映像や音楽の良さは自信を持って勧められるのだけれど、ストーリーに関してはきっと賛否両論あると思うから、誰の評価も聞かず、先入観などまるでない状態で観て欲しいなと強く思った。
そういう意味では、ネタバレや感想が一切無い、公開初日に観に行けて良かったきがする。